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防犯コラム

ステップアップ! ショーケースの万引きから商品を守る方法

ショーケースは一見、鍵が掛かっているので万引きされないと思われがちですが、高価な宝飾品や時計、カバンなど(最近ではポケカなど)の魅力的な商品が展示されています。これらの商品は高い価値を持ち、万引き犯の関心を引きます。万引き犯がスタッフ不在や注意散漫な状況(鍵を開けたまま別のショーケースの接客など)を利用して、商品を持ち出すことがあります。そのため、適切なセキュリティ対策やスタッフによる監視などが重要となります。

ショーケースのセキュリティ対策

ショーケースのセキュリティ対策は大きく2種類あります。下記で簡単に解説していきます。

  • ショーケースのや防犯フィルムの導入
  • 防犯ブザーの活用

ショーケースの鍵や防犯フィルムの導入について

ショーケース用のスライディングロックは、ショーケースのガラススライドドアに取り付けられるセキュリティロックシステムです。以下にスライディングロックの特徴と利点を簡潔に説明します。

  1. セキュリティ強化: スライディングロックは、ショーケース内の商品や展示物を盗難から守るための重要なアイテムです。ガラススライドドアがロックされることで、不正な侵入を防ぎます。
  2. 簡単な操作: スライディングロックは、使いやすく簡単に操作できる設計がされています。鍵を回すだけでロックを解除し、スライドドアを開閉することができます。操作がシンプルなため、利用者にとって便利です。
  3. デメリット:安価で導入がしやすい反面、ショーケースを開けるごとに毎回取り付け作業が発生します。そのため接客時は、鍵の取付けが後回しになることが多い現状です。また、ショーケースの種類によっては取付不可のショーケースも多く存在します。(※観音開きタイプや、宝石店などの引き出し式タイプなど)

防犯フィルムは、ガラスを補強するだけでなく、侵入や万引きを防止する効果もあります。フィルムの厚みと強度が、侵入者や万引き犯に対する抵抗力を高めます。また、フィルムが破損した際には、ガラスの破片が飛び散ることなく、侵入や盗難の試みを遅らせることができる為、非常に有効な手段となります。ただし、フィルムの厚さや品質によって効果は異なるため、適切なフィルムを選び、専門業者による正しい施工が重要です。

営業中の防犯として二重鍵、夜間など営業後のショーケースを破壊しての窃盗の対策(警備会社がくるまでの時間稼ぎなど)として防犯フィルムを導入などの使い分けが必要です。

防犯ブザーの活用

防犯ブザーは、ショーケースやディスプレイケースなどの展示品を盗難から守るために使用されるセキュリティデバイスです。以下に防犯ブザーの特徴と利点を説明します。

  1. 警告機能: 防犯ブザーは、不正な操作や盗難が検知されると、高音の警報音を発します。これにより、周囲の人々に異常を知らせ、盗難の発生を防止します。
  2. 反応性: 防犯ブザーは、センサーや振動検知器などの内部機構を備えており、ショーケースが動かされるか、不正なアクセスが試みられると感知します。その結果、即座に警報音を発し、不正行為を阻止します。
  3. 可視性: 防犯ブザーには、警報音だけでなく、明るいフラッシュライトや点滅LEDなどの視覚的なアラート機能も備わっていることがあります。これにより、盗難の試みを見つけたり、近くにいる人々に異常を知らせたりすることができます。
  4. 取り付けの簡便さ: 防犯ブザーは、ショーケースに比較的簡単に取り付けることができます。一般的に、ショーケースの内部に固定するか、商品に直接取り付ける方法があります。多くの場合、特別な工具や専門的な知識を必要としません。
  5. ポータビリティ: 防犯ブザーは、電池駆動などのモバイルデバイスも存在します。これらのブザーは、展示品を保護するために必要な場所に移動させることができます。特に移動展示やイベントなどで使用する場合に便利です。

防犯ブザーは、ショーケースや展示品のセキュリティを強化するために広く使用されています。盗難の予防に役立ち、店舗や展示会場でのセキュリティ対策に貢献します。防犯ブザーの導入により、不正行為を抑止し、貴重な商品や展示物を守ることができます。

弊社のショーケース用防犯ブザーは、非常にご好評いただいております。ブランド店やカバン店・時計店・モバイルショップをはじめ、トレカ専門店など様々なシーンで活躍しています。貸出機もございますのでショーケースの防犯に迷われましたらお問合せください。

機器だけに頼らないセキュリティ対策

ショーケースの万引き被害を減らすためには、機器の導入以外にも以下の対策を検討することが重要です。

  • 商品の配置: 商品の陳列や配置に工夫を凝らし、盗難を困難にすることができます。レジ前にショーケースを置く、死角を減らすなど。
  • 訓練と教育: スタッフに対して盗難の兆候や万引き対策についての訓練や教育を行うことで、早期発見や適切な対応ができるようになります。(他店の事例など)また、ショーケースの鍵の閉め忘れなどのヒューマンエラーも万引きに繋がりやすい為、鍵を開けたら1台ごと閉めて次のショーケースを開けるなど教育を徹底する必要があります。