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防犯コラム

「小売業界の守り手:万引き防止ゲートの効果とは?」

万引きによる被害は年々深刻になっています。
  1. 被害額の大きさ:
    • 日本の小売業界では、年間約8,000億円(推定値)にも及ぶ被害が発生しています。(1日あたり約22億円)
    • 万引きによる損失は、小売業者の利益や経営の健全性に直接影響を与えており深刻です。
  2. 頻度と発生件数:
    • 警察庁の統計によると、年間で数十万件以上(認知件数は約8万4千件)の万引き事件が発生しています。
    • これには、商業施設やスーパーマーケット、ドラッグストアなどさまざまな場所での被害が含まれます。
  3. 被害の影響:
    • 万引きによる被害は小売業者だけでなく、消費者にも悪影響を及ぼしています。
    • 被害を受けた小売業者は、致し方なく商品価格の上昇やサービスの低下といった形で被害額を補填する場合が出てきます。
    • また、万引きによる損失は経済全体にも悪影響を与え、雇用創出や経済成長の妨げとなります。
  4. 対策の必要性:
    • 上記の通り万引き被害の深刻さから、小売業者は積極的な対策を求められています。
    • 万引きの撲滅には、セキュリティシステムの強化や従業員の教育、万引き防止ゲートや防犯カメラの導入などの対策が有効です。
  5. 傾向の変化:
    • 近年、万引き犯の手口や傾向が変化しています。
    • グループでの万引きや高齢者による万引きなど、新たな被害の形態が増えています。

警察庁犯罪統計資料(令和2年1~12月分【確定値】)参照

万引きの手口と被害

以下に一般的な万引きの手口をいくつか紹介しますが、これらは犯罪行為であり違法です。この情報は防犯のために知識を広めることを目的としています。

  1. ポケットテクニック:
    • 犯人は商品をポケットやバッグに隠し、レジを通過する際に検知されないようにします。
    • 高価な商品や小さい商品が対象とされることが多いです。
  2. 買い物カート利用法:
    • 犯人は買い物カートやベビーカーを利用して商品を隠し、店内を移動します。
    • 悪質な場合は、カートの底に偽底を作り、商品を隠すこともあります。
  3. 複数人による連携:
    • 複数人が協力して万引きを行います。
    • 一部の人が店員の目を引き、他の人が商品を盗むことがあります。
  4. 被服の不正利用:
    • 大きな衣服や厚手のコートを着用し、商品を身に着けて外に持ち出す手口です。
    • 被服の中や下に隠すことがあります。
  5. 価格入り替え:
    • 犯人は安い商品の値札を高価な商品に付け替え、安く商品を入手します。
    • デパートやスーパーマーケットでよく見られる手口です。

これらの手口は犯罪行為であり、法律に違反します。万引きは社会的な問題です。被害者は小売業者だけでなく、消費者全体も含まれます。お店の方が万引き手段について知ることによって知識をつけ、防犯意識の高揚と適切な対策の実施が重要となります。

「万引きを防ぐ」万引き防止ゲートの概要

万引き防止ゲートは、電子的な監視システムであり、商品に取り付けられた防犯タグを検知することで、ゲートもしくはタグまたはその両方が発報し不正な持ち出しを防止します。

万引き防止ゲートは小売業者にとって有効なセキュリティシステムであり、不正持ち出しの防止に貢献します。商品に取り付けられたタグを検知し、アラームを発することで、従業員が迅速に対応することができます。これにより、万引き被害の削減や顧客の安心感の向上が期待できます。

万引き対策として主流の防犯カメラと大きく違う所は、万引きが起こった瞬間に店員が気が付けるかどうかです。(防犯カメラは万引きが起こった後の確認、犯人を見つける為に使用されることがほとんどです。)

万引き防止ゲートの具体的な効果

万引き防止ゲートの導入には、以下のような具体的な効果が期待されます。

  1. 不正持ち出しの抑止:
    • 万引き防止ゲートは、不正な持ち出し行為を抑止する効果があります。
    • ゲートを通過する際にアラームが鳴ることで、犯罪者が発見されやすくなります。
    • 発報音の存在が犯罪者に対して心理的な抑止力となることもあります。
  2. 犯罪者の迅速な発見:
    • 万引き防止ゲートが発報した場合、従業員が素早く対応することができます。
    • アラームの発生場所を特定し、発報させた人にお声掛けをすることが可能です。(あくまで誤発報やタグの外し忘れの可能性がありますので犯人として扱うのではなく、接する事を推奨しております。)
    • これにより、犯罪者の逃走を防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。
  3. 従業員の作業効率向上:
    • 万引き防止ゲートの導入により、従業員はより安心して業務に取り組むことができます。
    • ゲートが自動的に不正行為を監視するため、従業員の負担が軽減されます。
    • これにより、従業員は商品陳列や顧客対応などの本来の業務に集中することができます。
  4. 顧客の安心感の向上:
    • 万引き防止ゲートの存在は、顧客に安心感を与える効果があります。
    • 万引き被害の軽減や犯罪者の迅速な発見・逮捕が行われていることを知っている顧客は、安心して買い物を楽しむことができます。
  5. 経済的なメリット:
    • 万引き防止ゲートの導入により、万引き被害の削減が期待されます。
    • タグは繰り返し使える物が多い為、導入後のランニングコストは少ないです。
    • 小売業者は被害の減少により利益を保護し、経済的な損失を最小限に抑えることができます。

これらの効果により、万引き防止ゲートは小売業者にとって有益なセキュリティ対策となります。

顧客へのメリット

価格やサービスの向上:

  • 防犯ゲートの導入により、お店は万引き被害を抑制することができます。
  • 万引き被害の減少は経済的なメリットをもたらし、お店は価格競争力やサービス品質の向上につなげることができます。
  • 顧客はより良い価格やサービスを享受することができます。
従業員へのメリット

防犯ゲートの導入には、従業員にも以下のようなメリットがあります。

  1. 安全性の向上:
    • 防犯ゲートの存在により、従業員の安全性が向上します。
    • ゲートが不正な持ち出しを検知し、発報することで、不正行為が素早く検知されます。
    • 犯罪者の迅速な発見や抑止による未然の防犯により、従業員は犯罪に巻き込まれるリスクが減ります。
  2. 作業効率の向上:
    • 防犯ゲートの導入により、従業員は本来の業務(販売・接客)に集中することができます。
    • ゲートが不正持ち出しを監視するため、従業員の心理的な負担が軽減されます。
    • 販売やサービス提供に集中することで、作業効率が向上します。
  1. 心理的な安心感:
    • 防犯ゲートの存在は、従業員に心理的な安心感を与えます。
    • 従業員は犯罪行為への対策が行われていることを知り、職場の安全性に対する不安やストレスが軽減されます。
  2. チームの協力強化:
    • 防犯ゲートの導入は、従業員の協力を促進する効果があります。
    • セキュリティ対策に関する情報共有が行われることで、チームの結束力や連携が強化されます。
    • 防犯ゲートは導入するだけでは効果が少なく、お客様に対する声掛けや意識改革が必要となり雰囲気のよい明るいお店になります。

これらのメリットにより、弊社の防犯スローガン「防犯に悩む時間を誰かを想う時間に」が実現され、従業員は安全に働き、作業効率が向上することが期待できます。また、セキュリティに対する意識やスキルが向上し、職場環境が安全かつ協力的な雰囲気を醸成することもできます。

注意点や課題

防犯ゲートの導入に際しては、以下の注意点に留意することが重要です。

  1. 適切な設置位置の検討:
    • 防犯ゲートの設置位置は慎重に検討する必要があります。
    • ゲートの位置が顧客の出入りや通行に支障をきたさないように注意しましょう。
    • また、ゲートの設置による店内のレイアウトや動線の変更にも注意が必要です。
  2. スタッフへの適切な教育とトレーニング:
    • 防犯ゲートの操作やアラームの対応方法について、従業員に適切な教育とトレーニングを提供することが重要です。
    • 従業員はゲートの動作やアラームの鳴り方を理解し、適切に対応できるようにする必要があります。
  3. システムの定期的な点検と保守:
    • 防犯ゲートは適切な動作を維持するために定期的な点検と保守が必要です。
    • ゲートのセンサーやアラームシステムなどを定期的にチェックし、不具合があれば迅速に修理や交換を行いましょう。

これらの注意点を考慮し、防犯ゲートの導入を検討することが重要です。適切な設置と運用を行うことで、セキュリティ強化と顧客満足度の向上を両立させることができます。

また課題としては、以下の点があります。

  1. 誤検知や不具合のリスク:
    • 防犯ゲートはセンサーやアラームなどの技術を使用して動作しますが、誤検知や不具合が発生するリスクがあります。
    • 顧客や従業員が誤ってアラームを発生させる、ゲートが正常に開閉しないなどの問題が発生する可能性があります。
  2. 社内トレーニングと運用管理:
    • 防犯ゲートの適切な運用には、従業員への教育・トレーニングや運用管理が必要です。
    • 従業員がゲートの操作やセキュリティ対策に関する適切な知識とスキルを持っていることが重要であり、継続的なトレーニングと監視が必要です。

これらの課題は、事前の計画と対策を十分に行うことで軽減することができます。防犯ゲートの導入を検討する際には、利益とリスクをバランスさせながら慎重に検討することが重要です。